米コースト・ガードの砕氷巡視船計画が本格化
米国土安全保障省(DHS:Department of Homeland Security)は,米コースト・ガードの砕氷巡視船調達計画PSC(Polar Security Cutter)の,全規模量産(FRP:Full Rate Production)への移行を承認した。
PSCは8隻の建造を計画しており,2020年に建造契約を締結して2025年から納入を始めるはずだった。しかし2023年の時点で,すでにスケジュールは3年遅れとなっていた。1番船ポーラー・センチネルPolar Sentinel PSC-1は2023年8月にボリンジャー造船所で鋼材の切出しを開始して,すでに建造工程が走っている。同社に加えて,VTハルター・マリンもPSCの設計・建造に関する契約を得ている。(Jane’s 2025/5/2)