独126型FF の建造が遅延

 ドイツ海軍の新型水上戦闘艦ニーダーザクセンNiedersachsen級こと126型フリゲイトのうち,1番艦は2024年6月3日にNVLグループ傘下のペーネ造船所で起工しており,当初の計画では2028年半ばの納入を予定していた。
 ところが,起工後の工程進捗がはかばかしくない。これは,設計を担当しているオランダのダーメン・ナヴァルと,実際の建造するドイツの造船所の間の情報システム・インターフェースの問題が原因とされる。このためドイツの議会関係者からは,計画を中止して他の計画に予算を振り向けるべき,との意見も出ているという。
 しかも,建造が進んでマイルストーンを達成しなければ支払いを受けることができないため,建造の遅延は,主契約社であるダーメン・ナヴァルの財務状態にも悪影響を及ぼしている。(Naval News 2025/7/16)