海保が中軌道衛星MEOSARシステムの運用を開始

国際海事機関(IMO)は、人工衛星を利用した救難信号の受信システムであるコスパス・サーサット・システムの近代化を進めているが、海上保安庁は12月8日付けで、新システムの本格運用を開始した。
 
従来の方式は、4機の低軌道衛星LEOSAR(気象衛星)に搭載された機器を使用するため、衛星の位置によっては救難信号を受信できないこともあったが、40機以上の中軌道衛星MEOSAR(測位衛星)を利用する新システムは、常時複数の衛星が信号を受信できる態勢にある。