尖閣沖で巡視船と台湾漁船が接触

9月27日午後3時頃、尖閣諸島の西方12浬(わか国の領海内)で、宮古島海上保安部の「しもじ」型巡視船「くりま」(PS-32)と、台湾漁船「新凌波236号」(宜蘭県蘇澳船籍)が接触した。双方とも怪我人や船体への大きなダメージはない。
 
現場海域を担当する第11管区によれば、台湾漁船が操業していた場所はわが国の領海内で、並走しながら退去を命じていた時に「くりま」の後部舷側防舷物と漁船の船首が接触したという。漁船はその後領海から退去したため、「くりま」はパトロールに戻った。
 
この件について台湾側のメディアも、場所が尖閣諸島の西12浬であることも含めて冷静に伝えており、2時間半ほどで海岸巡防署の巡視船「基隆」が現着、漁船を保護したという。