地名の訂正

本誌2021年12月号の記事「わが国の水路業務 その発祥から現在まで」の中で、海軍観象台の所在地を麻布の「板倉」と記したが(142頁)、これは「飯倉」の間違いなので訂正します。

なお飯倉の名は交差点や公園などに現在も残っているが、1970年代の住居表示法の改訂に伴い、住所名からは消滅した。

また海軍観象台は1888年に文部省が管轄する東京天文台となり、1892年には参謀本部陸地測量部がそこに日本経緯度原点を定めたが、その場所を示した金属環は史跡として整備されており、自由に見学することができる。(東京都港区麻布台2-18-1、東京タワーの西約200メートル)