交通部が海上交通管制にAI利用を検討

船舶の衝突リスク予測など、海上交通の管制業務にAIを活用した技術の検証実験を行なったことを、このほど交通部が公表した。

膨大な量のAISデータや実際の管制業務記録は、海難発生時の証拠や、海上保安学校の管制課程の教材に利用されているが、これらを学習したAIが、衝突リスクなどをどの程度正確に予測し、運用管制官の支援に役立つかを検証するのが目的で、実験は今年4月18日から24日かけて行なわれた。

その後の有用性確認作業を経て今回の公表となったが、海上交通センターの運用管制官が警告や勧告を行なった危険度の高い事象のうち、約95%に対して同様の判定を下したという。

ただし本システムを実装する場合、現行の管制システムとのマッチングも考慮しなければならないので、今後は技術の熟成に努めるようだ。

なお今回の実証実験は令和2年度予算によるものだが、コロナ禍により実施は3年度にずれこんだ。