ポーランド向け掃海艦の5番艦が進水
3月19日にグダニスクのレモントヴァ造船所で,ポーランド海軍向けコルモランⅡKormoranⅡ型(258型)掃海艦の5番艦リビトヴァRybitwa(605)が進水した。
コルモランⅡ型は,1960年代に建造され2019~21年に退役した206FM型掃海艇3隻の代艦。まずバッチ1としてコルモランKormoran(601),アルバトロスAlbatros(602),メワMewa(603)の3隻が2017~23年に就役して,グディニアの第8沿岸防衛戦隊麾下第13掃海隊に配備された。続いて2022年6月にバッチ2として3隻を発注,通算4番艦のヤスコウカJaskółka(604)が2024年6月に進水,2026年の納入を予定している。その後に今回のリビトヴァ,そして建造中の6番艦チャイカCzajka(606)が続く。
レモントヴァ造船所はPGZ(Polska Grupa Zbrojeniowa)ならびに傘下造船所のPGZ海軍工廠,それと海洋技術研究機関のOBR CTM(Osrodek Badawczo-Rozwojowy Centrum Techniki Morskiej S.A.)などと組んで本型の建造にあたっている。自国向けだけでなく,輸出する構想もある。(Jane’s 2025/3/21)