ベルギー向け新型掃海艦の動向

 ベルギーとオランダは共同で,新型掃海艦を6隻ずつ調達するrMCM(Replacement Mine CounterMeasures)計画を進めている。最初に完成した艦はベルギー向けで,以後ベルギー向けの艦とオランダ向けの艦を交互に建造するスケジュールが組まれている。
 そのうち,ベルギー向け1番艦であるオーステンデOostende(M940)はフランスのロリアン沖で,exail製USVのインスペクター125の発進・回収試験を成功裏に終えた。これは同地で実施した試験の一環で,発進・回収に使用するLARS(Launch and Recovery System)とMHU 02(Mine Hunter 02)が対象となった。
 rMCMの建造を担当しているカーシップでは5月初頭に,ベルギー向けの3番艦ブルッヘBrugge(M942)が進水した。同艦は2026年12月の引渡しを見込んでいる。(Naval News 2025/5/5,同2025/5/8)