フィリピン海軍の近況
フィリピン海軍向けミゲル・マルバール Miguel Malvar級フリゲイトの2番艦ディエゴ・シランDiego Silang(FFG-07)が現地回航された。3月に進水して艤装と仕上げを実施していたもの。1番艦は4月に就役を済ませている。排水量3,200トン,全長118.4メートル,幅14.9メートル,巡航速力15ノット,航続距離4,500浬。そのフィリピンのスービック湾で,ミゲル・マルバール級の建造所でもあるHD現代重工が,新しい造船所を開設した。これは2019年に破産した旧韓進重工の施設を再興したもの。(Naval News 2025/9/15,USNI News 2025/9/8)
またレオナルドUKはフィリピンから,艦載ヘリコプターのAW159ワイルドキャット6機を422億9,000万ペソ(7億4,500万ドル)で追加受注した。フィリピンは2016年に,2機を54億ペソ(1億1,400万ドル)で発注,2019年に受領してホセ・リザルJosé Rizal級フリゲイトに載せているが,ミゲル・マルバール級を追加で導入する関係で,艦載ヘリコプターも増勢が必要になった。(Naval News 2025/10/3)