フィリピンの潜水艦導入構想に独伊がタッグ

 フィリピン海軍では,潜水艦を導入する「ホライズンⅢ」構想を進めている。これに対して,伊フィンカンティエーリと独ティッセンクルップ・マリン・システムズが組んで,212NFS(Near Future Submarine)型を提案することになり,両社の間で協力合意がまとまった。
 この212NFS型は,すでにイタリア海軍が4隻の導入計画を進めているもので,名前のとおり212A型の改良型。212A型と比べて船体を1.2メートル延長しており,リン酸鉄リチウム蓄電池や燃料電池AIP,レオナルド製ブラック・シャーク・アドバンスト(BSA)長魚雷の搭載といった新機軸を取り入れる模様。ただし現時点では,フィリピンに提案する艦がどんな仕様になるかは明らかになっていない。(Naval News 2025/4/16)