シンガポールの新型水上戦闘艦が進水

 シンガポールのSTエンジニアリングがベノイ造船所で建造している,シンガ
ポール海軍向けの新型水上戦闘艦MRCV(Multi-Role Combat Vessel)の1番艦
ヴィクトリーVictory(88)が,10月21日に進水した。同級は1988~90年に同
型6隻が就役したヴィクトリー級コルベットの代艦として,同数の6隻を建造
する計画。
 排水量8,000トン,全長150メートル,幅21メートルと,シンガポール軍艦と
しては最大の規模を持つ。対空・対水上・対潜の能力に加えて,各種無人ヴィ
ークルの母艦機能に重点を置く。またコンテナ8個分のスペースを持つミッシ
ョン・ベイを有する。主な兵装は76ミリ砲STRALES,30ミリ機銃装備の遠隔操
作式ウェポン・ステーションMK30-C,対空ミサイルはMICAとアスター。対艦ミ
サイルの機種は未確定。(ST Engineering 2025/10/21)