ギリシアでFDI の船殼ブロックを製作中

 ギリシアのサラミス造船所では,FDI(Frégate de Défense et d’Intervention)で使用する船殼ブロックの製作を請け負っている。これは,ギリシアのFDIの派生型FDI HNの採用に対するオフセット(見返り)案件。
 そのサラミス造船所で製作した船殼ブロック4個が,8月18日に仏ロリアンのネーバル・グループに送り出された。これは,フランス海軍向けFDIの3番艦アドミラル・カステックスAdmiral Castexの分。これに先立ち昨年7月には,2番艦アドミラル・ルゾーAdmiral Louzeauで使用するブロックも納入している。もちろんギリシア向けのFDI HNも手掛けており,3番艦フォルミオンFormionの船殼ブロック5個も製作する。最終的には6隻分の船殼ブロックを製作する計画。
 ギリシア向けFDI HNについては4番艦を追加発注する計画があり,9月の時点では議会の承認待ち。改良型のスタンダード2++仕様とする計画で,艦名はテミストクレスThemistoclesを予定している。(Naval News 2025/8/19,同Naval News 2025/9/17)