●OOCLの24,000TEU型第1船「OOCLスペイン」命名式挙行!

 香港のオリエント・オーバーシーズ・コンテナ・ライン(OOCL)は2月16日,同社初の24,000TEU型コンテナ船OOCLスペインOOCL Spainの命名式を,建造所の南通中遠海運川崎船舶工程(NACKS)で実施したと発表した。2020年に発注された24,188TEU型6隻シリーズの1番船で,3月からオーシャン・アライアンスのアジア~欧州航路「LL3」に就航する予定。237,000総トン,215,000重量トン,全長399.99メートル,幅61.3メートル,主機WinGD 12X92-B型ディーゼル1基,1軸,連続最大出力87,898馬力(64,650kW),航海速力18.5ノット。OOCLでは5年振りの新造船で,かつCOSCOシッピング傘下となって初の新造船である。最先端のインテリジェント技術を搭載し,運航最適化や燃費効率改善,構造ヘルスモニタリングや長期的な航行安全を図り,アメリカ船級協会(ABS)から3つの「スマート・シップ」認定を受けた。なお,昨年登場したエヴァーグリーンの24,004TEU型の積載数は超えたが,MSCの24,346TEU型が一足早く3月9日に引き渡されたので,本船は世界最大にはならない。

                         (OOCL)