●NACKSで初の24,000TEU型コンテナ船 進水

 川崎重工と中国COSCO合弁の南通中遠海運川崎船舶工程(N ACKS)で,11月15日,同社初となる24,000TEU型コンテナ船が進水した。COSCO傘下のOOCL向けで,全長399.99メートル,幅61.3メートルの世界最大級のグリーン・コンテナ船。NACKSが独自に開発・設計した。NACKSとDACKS(大連中遠海運川崎船舶工程。同じく川崎重工とCOSCO合弁)が,2020年3月にOOCLから初めて受注した5隻(NACKS3隻,DAC KS2隻)のうちの1番船となり,契約時は23,000TEU型だったが最近24,000TEU型に変更された。日系造船所での同タイプのコンテナ船の進水は初めて。両造船所では同年10月にOOCLから追加7隻(NACKS3隻,DACKS4隻)を受注しており,全12隻を2023~24年に引き渡す。なお去る10月28日,両造船所はCOSCOグループから新たにメタノール燃料の24,000 TEU型を12隻受注し,NACKSで7隻(OOCL向け),DACKSで5隻(COSCOシッピング・ライン向け)を建造する。

                               (中遠海運重工)