●NACKSがアンモニア燃料コンテナ船を開発

 英船級協会ロイド・レジスター(LR)の10月19日の発表によれば,川崎重工と中国遠洋海運集団合弁の南通中遠海運川崎船舶工程(NACKS)が,アンモニア燃料の16,000TEU型コンテナ船を開発し,LRが同日基本設計承認(AiP:Approval in Principal)を授与した。この開発は2021年初頭からLR,NACKSおよび主機メーカー滬東重机の3者でスタート,アンモニアの可燃性や毒性などを検証し,燃料タンクの配置や素材,漏洩検出や火災対策などリスクベースのHAZID(Hazard Identification Study)認証を経てAiP授与となった。なお,LRによるアンモニア燃料コンテナ船のAiPは,2020年10月に大宇造船海洋とマン・エナジー・ソリューションのチームが開発した23,000TEU型にも授与されている。

                           (LR)