●MSCクルーズの新船「MSCヴィルトゥオーサ」引渡し

 仏アトランティーク造船所で建造されていたMSCクルーズのMSCヴィルトゥオーサMSC Virtuosaが,2月1日,造船所でフラッグ・セレモニーを実施し引き渡された。一昨年10月に竣工したMSCグランディオーサMSC Grandiosaに続くメラヴィリア・プラス級の2番船。1番船同様,船内にはLEDドーム天井を持つ長さ101メートルのプロムナード(ガレリア・ヴィルトゥオーサ)を備えるほか,新たに2つのレストラン・ブランドや洋上初となるヒューマノイド・バーテンダーを導入した。対環境技術として最先端の排ガス浄化システムやSCR脱硝装置,放射騒音管理システムの導入などを図っている。181,541総トン,全長311.4メートル,幅43.0メートル,吃水8.75メートル,主機ディーゼル・エレクトリック,推進出力52,210馬力(38,400キロワット),航海速力21.3ノット,船客定員4,842名。4月16日から地中海クルーズでデビューし,その後5月8日以降は北欧クルーズを実施する予定。さらに,2022年シーズンには中国に投入され,MSCベリッシマMSC Bellissimaとの2隻体制とすることが発表されている。

                        (MSC CRUISES)