●MSCが「ワールド・クラス」を2隻追加

 スイスのMSCクルーズは11月12日,21万総トン級次世代船「ワールド・クラス」2隻を仏アトランティーク造船所に追加発注したと発表した。去る5月発注の2隻に続くもので,2030,31年に引き渡され,同クラスの7,8番船となる。発注額は約35億ユーロとされる。LNGを燃料とし,高度な廃水浄化システムなど環境対応の最新設備を搭載する。1番船のMSCワールド・エウローパMSC World Europa(215,863総トン,船客5,252人)は2022年12月にデビューし,2番船MSCワールド・アメリカMSC World Americaは2025年4月就航。3番船MSCワールド・アジアMSC World Asiaが去る11月14日に進水し,2026年に就航を予定している。

                        (MSC CRUISES)