●高速ジェット船「セブンアイランド愛」引退

 東海汽船は7月10日の取締役会で,高速ジェット船セブンアイランド愛(280総トン,船客254人)の引退を決めた。コロナ禍で減少した旅客輸送需要と老朽化した同船の維持管理等の費用を鑑みて処分を決定,8月で引退する。見送りイベントは行なわないが,“セブンアイランド愛 ありがとうキャンペーン”として「思い出フォト投稿キャンペーン」(7月31日まで),「引退記念御船印発行」(8月7日から)を実施している。同船は米ボーイング社建造のジェットフォイル第17番船として1980年に竣工。海外船社で運航後1987年4月に関西汽船,加藤汽船の共同運航による阪神〜高松ジェットラインのジェット7として就航し,2000年まで運航。その後東海汽船が購入し,2002年4月にセブンアイランド愛として伊豆諸島航路にデビューした。船名と船体カラーリングは東海汽船名誉船長の柳原良平氏が手掛けた。

                           (東海汽船)