●電気運搬船の検証 屋久島で開始へ

 電気運搬船事業の海上パワーグリッドと屋久島電工は去る7月30日,屋久島の水力発電によるクリーン電力を電気運搬船で種子島など周辺離島へ運搬する事業検証の実施で合意したと発表した。島内電力のほぼすべてを水力で賄うほど豊富な屋久島の水力資源と,船上蓄電池により電気を海上輸送する電気運搬船を組み合わせ,再生可能エネルギーの海上輸送によって周辺離島の脱炭素化に貢献するのが目標。今後は詳細な検証を進め,2028年頃の運航開始を目指している。

                        (海上パワーグリッド)