●長距離フェリー2022年度は旅客輸送が回復

 日本長距離フェリー協会は,加盟9船社12航路の2022年度輸送実績(2022年4月~2023年3月)をまとめた。旅客輸送は2021年度比49パーセント増の207万115人を数え,コロナ前の水準には及ばないものの需要は回復傾向にある。航路別では北関東~北海道が前年度比35パーセント増の14万9,988人,中京~東東北が200パーセント増3万4,544人,阪神~北海道が42パーセント増12万4,250人,阪神~北九州が51パーセント増76万5,030人,阪神~中九州が56パーセント増29万1,761人など,いずれの航路も増加率は二桁以上となった。トラック輸送は前年度比2パーセント増の126万5,917台を数えた。北関東~北海道が15万4,667台(前年度比1パーセント増),中京~北海道が2万1,275台(4パーセント減),阪神~北海道が14万4,211台(2パーセント減),阪神~北九州が37万1,413台(1パーセント増),阪神~中九州が12万320台(2パーセント増),京浜~北九州が10万8,631台(29パーセント増)などで,6航路で増加,1航路で増減なし,5航路で減少した。

                       (名門大洋フェリー)