●郵船クルーズ34年ぶりの新造客船「飛鳥Ⅲ」ついに就航!

 郵船クルーズの新造客船飛鳥Ⅲが,2025年7月20日,横浜港大桟橋国際客船ターミナルから初めての商業航海に就航した。同月11日には同じ大桟橋で命名式を執り行ない,同日は関係者や来賓を招いて船内見学会も開催された。本船は同社で34年ぶりとなる日本籍新造外航客船(船籍港は横浜)で,わが国初のLNG燃料利用客船。ただし,34年前の「飛鳥」が三菱重工長崎造船所建造だったのに対し,飛鳥Ⅲは独マイヤー造船所で建造された。52,265総トン,全長230メートル,幅29.8メートル,吃水6.7メートル,主機はLNG/MGO/HFO対応三元燃料エンジンで,航海速力20ノット,船客定員は740名である。

                                     (郵船クルーズ)