●郵船クルーズの新造船「飛鳥Ⅲ」建造開始

 郵船クルーズは9月14日,2025年就航予定の新造客船の船名を飛鳥Ⅲ(アスカスリー)に決定し,船籍を横浜に置くことを横浜市と共同で発表。次いで同26日,建造所の独マイヤー・ヴェルフトで同船の鋼板カット式が挙行され,建造が本格的にスタートした。新船は52,200総トン,全長230.2メートルで,飛鳥Ⅱより長さがやや短いものの日本籍客船としては最大となる。新船ではクルーズで日本文化のよさを伝えつつ人や地域をつなぐ取組みを行なうほか,船内を日本作家の美術・工芸作品で飾る“洋上美術館”とするのも特長。現有の飛鳥Ⅱ(50,444総トン,2006年就航/1990年竣工)と2隻で10万総トンを超え,船客定員は約1,600名の規模となる。(掲載CGや情報は発表時点のもので変更の可能性がある)

                          (郵船クルーズ)