●近海郵船運航のRORO貨物船「しゅり」デビュー

 近海郵船運航の新造RORO貨物船“しゅり”が,7月26日から同名の先代(9,813総トン,2002年竣工)に代わって東京~大阪~那覇航路就航した。このルートは琉球海運(RKK)とのスペース交換方式とされ,現在RKKの“しゅれいⅡ”“にらいかないⅡ”(ともに11,687総トン)との3隻体制で運航している。15,816総トン,7,073重量トン,全長180.3メートル,幅27.0メートル,深さ23.27メートル,計画満載吃水7.2メートル,主機三井 MAN-B&W 9S50ME-C8.5型ディーゼル1基,1軸,定格出力20,313馬力(14,940キロワット),航海速力21.1ノット,車両搭載数13メートル・トレーラー161台(または13メートル・トレーラー111台,コンテナ121TEU),乗用車220台。日本シップヤードに発注,今治造船グループのあいえす造船で建造された。船主は瀬野汽船。電子制御主機を搭載し,運航条件に合わせた最適性能によりCO2排出削減を図っている。

                           (近海郵船)