●瀬戸内の新しい双胴観光クルーザー「SEA SPICA」デビュー!

 瀬戸内海に新しい観光双胴クルーザー,SEA SPICA(シー スピカ)が誕生した。JR西日本グループと瀬戸内海汽船グループが共同で立ち上げた瀬戸内島たびコーポレーションと鉄道・運輸機構(JRTT)が共有し,瀬戸内シーラインが運航する。就航ルートは「瀬戸内しまたびライン」と称する広島~三原航路で,途中呉,下蒲刈島,御手洗(大崎下島),大久野島,瀬戸田(生口島)に立ち寄る約4時間半のコース。東行と西行で寄港地が一部異なるほか,下蒲刈島,御手洗,大久野島で上陸観光ができ,呉,瀬戸田では乗下船も可能とした。当面は毎週金曜~月曜が運航日。建造所は瀬戸内クラフトで,8月4日に竣工した。主要目は90総トン,全長25.7メートル,幅6.8メートル,主機ヤンマー6AYP-WGT型ディーゼル2基,出力1,660馬力(1,220キロワット),航海速力22ノット,船客定員90名。本船はJRTTが2018年度に創設した国内クルーズ船の共有建造制度を活用した第1船である。

                         (瀬戸内汽船)