●測量船「拓洋」が鳥島西方で海底火山を発見
令和7年(2025年)3月1~2日,測量船拓洋(HL-02)が鳥島から西約20キロの鳥島海丘の海底地形調査を実施した。本船搭載のマルチビーム測深機による調査の結果,同海丘で過去に溶岩の流出を伴う噴火が複数回あり,現在も噴気等を発生している活動的な海底火山であることが判明したもの。また,同海丘は底面の直径が約10キロ、比高は約1,000~1,500メートルの円錐形の山体で,山頂部の最浅水深は76メートルであった。これは従来知られていた水深411メートよりかなり浅く,今後は同海域へのより詳細な調査が行なわれる予定。