●水産庁の漁業調査船「開洋丸」代船 三井E&S造船が受注

 三井E&S造船は6月3日,水産庁から漁業調査船1隻を受注したと発表,その完成予想図を公表した。現有の開洋丸(2,630総トン,1991年三井造船建造)の代船で,昨今課題となっている水産資源の持続可能な利用に向けた水産資源の調査・研究および管理を推進するため,最新鋭調査機器(最先端の計量魚探,ナローマルチビームなど)の導入および高度な耐航性と容易な操船性が確保され,NOx3次規制に対応した脱硝装置の設置など環境へも配慮する。約2,350総トン,全長87.55メートル,幅14.0メートル,深さ6.4メートル,航海速力15ノット以上,最大搭載人員53名。船価は約47億円で,2022年度に竣工の予定。

                      (三井E&S造船)