●次世代フィーダー・コンテナ船「コバルト・ブルー」AiP取得

 ノルウェーの舶用機器メーカー,コングスベルグは先頃,次世代2,000TEU型フィーダー・コンテナ船を開発し,ノルウェー船級協会(DNV)から基本承認(AiP)を取得したと発表した。デルタマリン社と提携して設計されたデザインは「コバルト・ブルー」と称し,ハッチのないオープントップ・デッキ(コスト削減,荷役の効率化),前部デッキ・ハウス(コンテナを海水から防ぐ),モジュール設計(推進システムの再構築が容易)といったフィーダー航路向けの機能を備え,搭載するLNG二元燃料エンジンは将来バイオガス,メタノール,アンモニアなど低炭素燃料に切り替えて,GHG排出を削減することを想定している。同社は完成後も進化する船にすることで,より柔軟にコンテナ船の発注が可能になると見込んでいる。

                            (KONGSBERG)