●日本郵船が開発中! ロケット洋上回収船のコンセプト・イメージ
日本郵船は7月24日,再使用型ロケット洋上回収システムのコンセプト承認(AiP)を,日本海事協会(NK)から取得したと発表しイメージ画像を公開した。このシステムは宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙戦略基金事業の採択を受け,三菱重工などと開発しているもので,地上から打ち上げたロケットの1段目を洋上回収するシステム。回収船と回収を支援する司令船の2隻構成で,DPSを搭載する無人回収船が落下地点に待機し,自動着地機能を持つ1段目が同船に着船。ロケットは船上に固定化され,司令船が回収船と連携し港へ安全に運搬する。まだコンセプト段階で,船型や回収の流れなどについては今後協議を進める。船舶を含む宇宙開発関連システムに対するNKからのAiP取得は初めて。


(日本郵船)