●日本郵船がアンモニア燃料供給船のAIPを取得

 日本郵船は9月7日のアンモニア燃料アンモニア輸送船に続き,9月28日,アンモニア燃料供給船(ABV:Ammonia Bunkering Vessel)を開発し,9月27日に日本海事協会(NK)から基本設計承認(AIP:Approval in Principle)を取得したと発表した。NKから海運会社が単独でABVのAIPを取得したのは国内で初めて。同社工務グループが独自に各種図面を作成し,コンセプト設計時点で3Dモデルを製作(通常は建造契約後の詳細設計時)する手法を用いた。これによりアンモニアによる危険場所や脱出経路に関するリスクアセスメントが深化し,十分な安全対策を施した仕様となった。2020年代後半からのアンモニア燃料船の普及に対応する。

                           (日本郵船)