●新日本海フェリーの新船概要

 新日本海フェリーは3月17日,小樽〜舞鶴航路に投入する新造船の概要を発表した。現在三菱重工下関造船所で1番船を建造中で,来たる4月29日に進水し12月の就航を予定する。約14,300総トン,全長199.0メートル,主機8,540kW4基,航海速力28.3ノット,船客定員286人,トラック約150台・乗用車約30台積載。国内フェリーでは初採用となるダックテールを含む最新の省エネ船型,アンチローリング・タンクとフィン・スタビライザー併用による省エネ型減揺システムなどを採用し,従来船より省エネを実現する。旅客設備は船首部に2層吹抜けのサロン,レストラン,グリル,露天風呂などを設け,船室は専用テラス付きスイートから階段式2段寝台のツーリストAまで,ドライバー室を含め全8タイプが用意される。現行船“はまなす”“あかしあ”(16,897総トン,航海速力30.5ノット,船客定員746人,トラック158台・乗用車65台積載)が順次代替される。

                        (新日本海フェリー)