●常石造船グループ 世界初のメタノール燃料カムサ型を進水
常石造船は7月22日,フィリピン子会社ツネイシ・ヘビー・インダストリーズ・セブ(THI)で,世界初のメタノール二元燃料カムサマックス型撒積船を7月17日に進水させたと発表した。大幅な環境負荷軽減を目指して設計された82,000重量トン型で,メタノール燃料により重油に比してNOx最大約80パーセント,SOx最大99パーセント,CO2最大約10パーセントを削減可能。さらにグリーン・メタノールの使用で一層の脱炭素化推進にも寄与する。竣工は2026年1月の予定。カムサマックス(Kamsarmax)型は,ボーキサイトの主要積出港ギニアのカムサール港に入港可能な最大船長(229メートル)のタイプで,常石造船が2002年に開発した。
(常石造船)