●常石造船と尾道造船が撒積船「Bingo42」を共同開発
広島の常石造船と尾道造船は3月24日,42,200トン型撒積船「Bingo42」を共同開発したと発表した。両社がラインナップするハンディーサイズ船型で,設計・建造実績のノウハウなどを共有し,全長を3メートル延長した船型最適化により,尾道の「40BC」より積載能力,燃費性能が向上,常石の「TESS42」より燃費性能向上を実現,従来型より価値を高めた。省エネ付加物(MT-FAST。MTIと常石が共同開発)の採用で推進性能も改善。EEDIは基準値より35パーセント以上削減を達成し,メタノール二元燃料化も想定している。両社が備後地方の造船所であること,連携による革新性と持続可能な海洋環境への貢献に向け「Beyond Innovation, Navigating Green Ocean」の頭文字を取り命名した。
(常石造船)