●常石造船が中型メタノール燃料コンテナ船を初受注

 常石造船は先頃,メタノール燃料の5,900TEU型コンテナ船4隻の受注を発表した。常石グループ建造コンテナ船で最大サイズとなり,20フィート型コンテナを最大5,915個積載可能。同社のメタノール燃料船ではカムサマックス・エアロライン,TESS66エアロラインに次ぐ3タイプ目でコンテナ船は初めて。採用主機は三井E&S製のメタノール焚き二元燃料エンジン三井-MAN B&W 6G80ME-C10.5-LGIMEGRTC型で,その日本初号機を搭載する。グリーンメタノールの使用により,主機のほか発電機(現代重工製HiMSEN 8H32DF-LM型)でもメタノールを使用でき,陸電供給システムを備えて停泊中の発電機停止も可能とするなど,カーボンニュートラルの実現を視野に入れている。

                           (常石造船)