●川崎重工が世界最大のLH₂運搬船を受注

 川崎重工は1月6日,日本水素エネルギー(JSE)との間で世界最大となる40,000立方メートル型LH₂(液化水素)運搬船の建造契約を締結したと発表した。同社坂出工場で建造され,JSEが進めるNEDOの「液化水素サプライチェーンの商用化実証」で,2030年度までに基地と船間のLH₂荷役,国際海上輸送を想定した実証試験を実施する。全長約250.0メートル,幅35.0メートル,深さ20.0メートル,夏期満載吃水8.5メートル,貨物タンク容積約40,000立方メートル,主機ディーゼル/水素エレクトリック,航海速力約18.0ノット,船籍日本。高性能断熱システムによりボイルオフガス(BOG)を低減,真空二重配管によって陸上から船内への安全なLH ₂移送を可能とするほか,従来燃料と水素の二元燃料発電機関による電気推進システムを採用し,BOG の推進利用で輸送時のCO₂排出削減を図る。本船は大量水素の安定供給による水素社会実現への貢献が期待される。

                           (川崎重工)