●尾道造船がRORO船を1隻受注

 尾道造船が琉球海運からRORO船1隻を受注した。2021年2月に竣工を予定し,九州~沖縄・台湾航路に投入される。11,900総トン,全長181.51メートル,速力約23.3ノット,40フィート型コンテナ・シャーシ166台,乗用車272台の積載規模で,SOx排出規制強化に対応してスクラバーを搭載する。川崎近海汽船から買船して9月から博多・鹿児島~那覇に投入した勇王丸(9,348総トン,2001年竣工)を代替する。建造は尾道造船所で行なう。尾道造船はRORO船建造を主にグループ企業の佐伯重工で行ない,琉球海運でもこれまで6隻を佐伯で建造したが,本船は尾道で建造し,両社で建造体制を整備していく。尾道でのRORO船建造は1997年1月竣工の琉球海運“にらいかない”以来で24年振りになる。