●大分ホーバークラフト1番艇が完成

 大分空港と西大分港間の約29キロを結ぶ大分空港海上アクセスに投入するホーバークラフトの1番艇Baien(バイエン)が6月に完成した。大分県が英グリフォン・ホーバーワーク社に3隻発注した1番艇で,建造中にトラブルが起きたために約2カ月遅れていた。約130総トン,全長約26メートル,船客約80人,速力約45ノット。2番艇Banri(バンリ),3番艇Tanso(タンソウ)の建造も進められており,2024年1月までに引渡しの予定になっている。県では2023年度中に営業航海を開始したい考え。運航事業者は北九州市の第一交通産業が選ばれ,同社が2022年10月に設立した大分第一ホーバードライブが行なう。ちなみに公募で決まった船名は,江戸時代に「豊後の三賢」と称され,現国東市や日田市などで西洋天文学や医学などの研究や普及に貢献した三浦梅園,帆足万里,広瀬淡窓に由来している。

                    (GRIFFON HOVERWORK)