●国内造船1,2位連携「日本シップヤード」誕生

 昨年3月に契約を締結していた今治造船(国内造船首位)とジャパン マリンユナイテッド(JMU。同2位)の合弁会社日本シップヤード株式会社(NSY:Nihon Shipyard Co., Ltd.。本社東京)が,1月1日付けで設立された。当初は10月1日発足予定だったが,海外の承認取得などが遅延した。資本金は1億円で,出資比率は今治造船51パーセント,JMU49パーセント,従業員510名。今治が三菱と提携しているLNG船以外のすべての商船を対象にマーケティングから企画開発,受注営業,基本設計などを行ない,国際競争力を強化して中韓勢に対抗する。建造は今治とJMUが担う。前田明徳社長(JMU専務)は「日本を引っ張る,日本に造船を残すという意味で社名に『日本』を付けた」,檜垣清志副社長(今治造船専務)は「『日本』を冠したことに誇りを持つ」と語った。