●四国急行フェリー 宇高航路を休止

 宇野~高松航路を運航する四国急行フェリーが12月16日から運航を休止した。11月11日に四国運輸局に休止届けを提出して受理され,同日休止の発表を行なった。同社によれば,瀬戸大橋通行料金のETC割引制度の拡充を要因として輸送量が日々激減して売上減少に歯止めがかからず,航路維持が困難になったためという。これまで支援してきた高松市,玉野市,香川県,岡山県などが11月15日に連絡協議会を開いて対応策を協議したが,利用客が大幅に減少する中,これ以上の支援は難しいとして休止を容認した。宇高航路は1910年に始まり,四国フェリーは1956年に参入。2013年から四国急行フェリーとして1日22往復していたが,2017年4月から1日5往復に減便。第一しょうどしま丸(987総トン,船客定員490人,トラック22台積載,2000年竣工)を配船して唯一航路を守ってきた。