●商船三井 新造LNG船に硬翼帆2基装備
商船三井(MOL)は4月10日,東京ガスの子会社東京エルエヌジータンカーが長期用船する新造LNG船に,風力補助推進システム「ウインドチャレンジャー」を2基搭載すると発表した。LNG積載量174,000立法メートルのメンブレン型で,全長294.9メートル,幅46.4メートル。ME-GA型二元燃料主機を搭載し,韓国ハンファオーシャン巨済造船所で2026年竣工の予定。2基装備するウインドチャレンジャーは,高さ最大約49メートル,幅約15メートルの3段式,帆の材質は繊維強化プラスチック。LNG船のウインドチャレンジャー搭載は本件が世界で2隻目,撒積船ではすでに2隻竣工済みで,今後7隻を建造する予定になっている。
(商船三井)