●商船三井クルーズ「にっぽん丸」引退へ

 商船三井クルーズは6月5日,“にっぽん丸”(22,472総トン,船客576人)の引退を発表した。来年5月10日に横浜港へ帰着するクルーズをもって営業航海を終了し引退する。三菱重工神戸造船所で建造され,1990年9月にデビューした“にっぽん丸”は,今年3月時点までで533万2,383.964キロ,地球約133周分以上を航海した。2,000本以上のクルーズを実施し,国内外400以上の港に寄港,60万人以上の利用客を得て日本のクルーズを牽引してきた。商船三井クルーズでは運航中の三井オーシャンフジと2026年就航予定の同型1隻(現シーボーン・ソジャーンSeabourn Sojourn)で,“にっぽん丸”で培った伝統や経験を受け継ぎ,日本のクルーズ会社ならではのおもてなしを届けていくとしている。

                            (商船三井クルーズ)