●商船三井と三井物産 大型アンモニア燃料撒積船を開発

 商船三井(MOL)と三井物産は1月27日,アンモニア燃料大型撒積船を開発し,日本海事協会(NK)より設計基本承認(AiP;Approval in Principle)を取得したと発表した。船型は汎用性の高い21万重量トン型ケープサイズで,開発にあたっては商船三井と三井物産がサイズ決定と仕様策定を行ない,設計を三菱造船に委託した。さまざまな就航航路を想定して,航続距離確保のためアンモニア燃料タンクをオンデッキに2基設置するほか,MOLなどが開発した硬翼帆「ウインドチャレンジャー」も装備しており,航海中のCO2排出ゼロを実現する。NKでは代替燃料船ガイドラインに基づくリスク要件の適合を確認しAiPを発行。今後リスクアセスメント(HAZID;Hazard Identification Study)を実施し,安全対策を織り込む。

                        (商船三井)