●商船三井がわが国初のLNG燃料フェリーを発注

 商船三井と子会社のフェリーさんふらわあは11月20日,別府航路用にわが国初となるLNG燃料フェリーの建造を発表,そのイメージ図をリリースした。現有の“さんふらわあ あいぼり”“さんふらわあこばると”姉妹(9,245総トン,1997,98年竣工)の代船で,三菱造船が下関造船所で建造し,1番船“さんふらわあ くれない”が2022年末,2番船“さんふらわあ むらさき”が2023年前半にデビューの予定。同航路の伝統船名紅丸,紫丸が復活することになる。主機に高性能二元燃料ディーゼルを搭載し,LNG燃料化によりSOx排出をほぼゼロ,CO2,NOxの排出も削減する。約17,300総トン,全長199.9メートル,幅28メートル,航海速力22.5ノット,船客763名,13メートル・トラック136台,乗用車100台積載。イラストでは船尾にLNGタンクが描かれている。

                            (商船三井)