●反捕鯨団体代表の赤手配解除で海保長官発言
7月24日,瀬口良夫海上保安庁長官は,国際刑事警察機構(ICPO)が反捕鯨団体シー・シェパード創設者のポール・ワトソン容疑者の身柄引き渡しを求める国際手配(赤手配)を解除したことについて,「極めて遺憾」としたうえで,「我が国の容疑者に対する逮捕状は引き続き有効であり,海上保安庁として関係国に対し容疑者の拘束,身柄引き渡しを求めていく方針に変わりはない」と述べた。
海保はポール・ワトソン容疑者が2010年に日本の調査捕鯨を妨害した容疑で逮捕状を請求し,ICPOに情報提供を求める国際手配(青手配)を請求,12年からは身柄拘束を要求する赤手配を請求していた。
(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)