●住友重機械が30年振りに練習船を受注

 広島商船高等専門学校の8月21日付け官報によれば,募集していた「練習船一式」の入札を住友重機械が受注し,7月14日に56億8,000万円で契約を締結した。納入期限は2027年3月19日。同社が練習船を建造するのは1997年竣工の青雲丸(5,890総トン)以来約30年振りで,現用の広島丸(234総トン,IHI MU呉で1997年竣工)の代替船となる。新造商船事業からの撤退を発表した住友重機械は,洋上風力関連の海洋構造物や船舶などへシフトする方針だが,官公庁船はニーズに応じる構え。

                       (広島商船高等専門学校)