●今治造船が舶用主機事業に進出へ

 日立造船と今治造船は9月26日,日立造船が舶用原動機事業を分社化して新設する新会社に,今治造船が35パーセントの資本参加することで基本合意書を締結したと発表した。1940年から舶用原動機事業を開始した日立造船は,MANエナジー・ソリューション(ドイツ)とウィンターツール・ガス・アンド・ディーゼル(WinGD。スイス)のライセンシー。近年高まるカーボン・ニュートラルに向けた燃料転換やゼロエミッション船の開発などに対応,収益性向上や開発体制の強化を実現し,舶用原動機の安定的な供給・調達を図る。出資比率は日立造船65パーセント,今治造船35パーセント。来年4月の事業開始を予定している。

                           (今治造船)