●九州郵船の新造カーフェリー「うみてらし」就航

 九州郵船の博多~比田勝(対馬)航路カーフェリー“うみてらし”が,臼杵造船所で6月16日に竣工し,7月1日から“フェリーげんかい”(675総トン,1983年竣工)に代わって就航した。1,125総トン,469重量トン,全長81.79メートル,幅13.4メートル,深さ9.5メートル,満載吃水3.65メートル,主機IHI原動機6MG28AHX型ディーゼル2基,2軸,連続最大出力6,000馬力(4,412キロワット),最高速力19.97ノット,航海速力17.0ノット,船客定員176名,車両搭載数乗用車43台または8トン・トラック15台。高速化による航海時間の短縮,フィン・スタビライザー装備による乗り心地の向上,バリアフリー化などが図られた。公募により決定した船名は,対馬市北部に自生する市木「ヒトツバタゴ」の別名で,「いつまでも海を明るく照らしてほしい」という願いを込めている。鉄道・運輸機構との共有船。

(九州郵船)