●世界最大のLNG燃料コンテナ船「CMA CGMジャック・サーデ」進水

 世界第3位の仏コンテナ船社CMA CGMの23,000TEU型LNG燃料コンテナ船の1番船が,去る9月25日,建造所の上海江南長興造船で進水し,同グループの創立者名から取ってCMA CGMジャック・サーデCMA CGM Jacques Saadeと命名された。本船はLNG燃料を導入した全長400メートル,幅61メートル,23,000TEUという世界初の超大型コンテナ船(ULCS)で,同型船が9隻建造される予定。主機にはWinGD 12X92DFエンジンが搭載され,LNG燃料によってSOx(99パーセント),NOx(85パーセント),CO2(約20パーセント)の排出を削減できる。加えて最適船型や垂直船首の採用,プロペラ周りの改良などの最新テクノロジーや,船員負荷低減のための各種装置も導入した。来年の竣工後はアジア~欧州航路に就航する予定。

〈CMA CGM〉