●世界初の液化CO2輸送実証試験船「えくすくぅる」引渡し!

 NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が実施する液化CO2(LCO2)輸送の実証試験船が,去る11月28日,三菱重工下関造船所で“えくすくぅる”と命名され,船主の三友汽船に引き渡された。今後NEDOから委託された日本ガスライン(NGL)が用船しCO2輸送実証試験のデータ収集と解析を,同じく受託者の(一財)エンジニアリング協会(ENAA)から再委託された川崎汽船とお茶の水女子大学がLCO2輸送オペレーションの安全性評価などを実施し,安全・低コストなCO2輸送技術の確立を目指す。主要目は996総トン,1,262重量トン,全長72.0メートル,幅12.5メートル,吃水4.55メートル,航海速力約14ノット。搭載する容量1,450立方メートルのタンクはENAAの開発になり,中温・中圧(-20℃,2MPaなど)から低温・低圧(-50℃,0.6MPaなど)までのLCO2を積載可能。NEDOの「CCUS研究開発・実証関連事業」の一環で行なわれるLCO2船舶輸送試験では,最適な輸送条件特定のため,舞鶴と苫小牧の陸上基地間で温度や圧力など条件を変更しながらCO2を繰返し輸送する計画。LCO2の低温・低圧での船舶輸送試験は世界初の取組みである。

                          (三菱造船)