●三菱造船がフィリピンから多目的船を受注

 三菱造船は3月6日,フィリピンから大型多目的船(Multi-Role Response Vessel)を2隻受注したと発表した。下関造船所で建造され,2022年に引渡しの予定。長さ約94メートル,最高速力24ノット以上,4,000浬以上の航続距離を有し,荒天時の救難活動や沖合・沿岸域での巡回業務に従事するため,通信設備やヘリコプター発着設備,遠隔操作型無人潜水機,高速作業艇などを装備する。このプロジェクトは,2016年10月に調印された「フィリピン沿岸警備隊海上安全対応能力強化事業(フェーズⅡ)」の円借款事業に当たる。