●三井E&SがIHIから大型エンジン事業取得

 三井E&Sホールディングス(MES-H)とIHIは9月27日,IHI原動機(IPS)の舶用大型エンジンとその付随事業の承継について合意し,株式譲渡契約を締結したと発表した。国内外の競争法などのクリアランスを経て,来年4月1日に実行される。MES-Hは現行の独MANエナジー・ソリューションズに加え,IPSの持つスイスのウィンターツール・ガス・アンド・ディーゼル(WinGD)のライセンシーを受け継ぐ。なお,MES-Hはこれに合わせて来年4月1日に子会社の三井E&Sマシナリーと三井E&Sビジネスサービスを吸収合併し,持株会社制を解消,三井E&Sに商号変更する予定。

 またMES-Hは,保有する三井E&S造船(MES-S)の株式17パーセントを10月3日付けで常石造船に譲渡した。これによりMES-Sの株式保有率はMES-H34パーセント,常石造船66パーセントとなり,MES-Sは常石造船の連結子会社となった。

                          (三井E&S)